おそらく今回の新作を含め、この方が筆を取られたのには何かしらの決意の様なものが、
お有りになるのだろうと思います。
故にこの書物を読む側にもそれなりの心構えが必要なようです。 怖いです・・・
自分は前作「花嫁の家」から読み始めたのですが、前作は恐怖の中にも素敵な方達との
お話に感銘を受け、恐怖より悲しい思いが強かったのですが今作は怖い! 寒気がする程の怖さです。
この方の文章には兎に角、作為的なあざとさが無いので知らぬ間にこの世界観にどっぷりと浸ってしまい
まるで自分もその場に立ち会ってしまっている様な、自分も同じ事態に巻き込まれているかの様な
錯覚に陥っていく恐怖に見舞われました・・・
特に幼少期からの割と怖めの童話、民話の如き逸話から時系列で進む事柄に、人伝に聞かれたと云う
エピソードを交えながら進められる流れは前作とも共通する構成で、怖いと言うより不思議な、
やや薄気味悪い程度の短いエピソードの数々に読み手の自分が気を抜いた頃、一気に急展開し
それまでの点と線が繋がり、とんでもなく恐ろしい事態に陥って行きます。
休日の昼から読み始め、し~んとした夜にクライマックスが来てしまったのも不味かった!
今作は筆者が拝み屋となられる切っ掛けとなった直接のエピソードなので、我々同様当時はまだ全くの
素人故に、その恐怖、猜疑心、無力感、焦燥感が生々しく輪をかけてリアルに伝わって来ます。
見たくないモノが見えない事、聞きたくない声が聞こえない事がどれ程に幸福せな事か初めて実感出来ました!
このシリーズが何作まで続くのか分かりませんが、出来れば何らかの理由で筆者の方にお会い出来た時には
笑って「あれはフィクションですよ」と言って欲しいものです。
蛇足ではありますが筆者がまだ幼少の頃、曾祖母が「こころ」の使い方を教えたのは・・・
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拝み屋怪談 逆さ稲荷 (角川ホラー文庫) 文庫 – 2015/6/20
郷内 心瞳
(著)
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宮城県の片田舎で現役の拝み屋を営む著者の体験を綴る、戦慄の怪談実話!
如何にして著者は拝み屋と成り得たのか――。入院中に散策した夜の病院で遭遇した“ノブコちゃん”。曾祖母が仏壇を拝まない理由。著者の家族が次々に出くわす白い着物の女の正体とは。霊を霊と認識していなかった幼少期から、長じて拝み屋開業にいたるまで、人ならざるモノと付き合い続けた恐怖の半生記をここに開陳。自身や家族の実体験のみならず、他者への取材をもとにした怪異譚を併せて収録。
お笑いコンビ・サンドウィッチマンのお二方も思わず身震いした、かつてない怪談実話集!
如何にして著者は拝み屋と成り得たのか――。入院中に散策した夜の病院で遭遇した“ノブコちゃん”。曾祖母が仏壇を拝まない理由。著者の家族が次々に出くわす白い着物の女の正体とは。霊を霊と認識していなかった幼少期から、長じて拝み屋開業にいたるまで、人ならざるモノと付き合い続けた恐怖の半生記をここに開陳。自身や家族の実体験のみならず、他者への取材をもとにした怪異譚を併せて収録。
お笑いコンビ・サンドウィッチマンのお二方も思わず身震いした、かつてない怪談実話集!
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2015/6/20
- 寸法15.2 x 10.9 x 2 cm
- ISBN-104041030153
- ISBN-13978-4041030158
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商品の説明
著者について
●郷内 心瞳:1979年、宮城県生まれ。郷里で拝み屋を営む。2013年、「調伏」「お不動さん」の2作で第5回『幽』怪談実話コンテスト大賞を受賞。著書に『拝み屋郷内 怪談始末』『拝み屋郷内 花嫁の家』がある。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2015/6/20)
- 発売日 : 2015/6/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4041030153
- ISBN-13 : 978-4041030158
- 寸法 : 15.2 x 10.9 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 320,926位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 586位角川ホラー文庫
- - 1,720位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- - 2,869位超心理学・心霊
- カスタマーレビュー:
著者について
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宮城県出身、在住の作家。著書に拝み屋シリーズとして『拝み屋怪談 花嫁の家』(角川ホラー文庫刊)、『拝み屋備忘録 怪談死人帰り』(竹書房怪談文庫刊)、『拝み屋奇譚 災い百物語』(アプレミディ刊)など。共著に『超怖い物件』(講談社文庫刊)がある。「拝み屋怪談」シリーズはドラマ化された。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年6月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
前2作とも すごく楽しめたので、今回は拝み屋となるまでのお話しということで(簡単に言うとですが)まったりと読み進めていきました。が、やはり伏線があり 気づかなかった私は
作中の郷内さん(拝み屋以前なので 郷内さんではないですが)と同調するかのように
「ウワァ~!!!」てクライマックスで心で叫んだ感じです。
もちろん恐怖の方です。
まさかの 郷内さんのご家族皆様もしかり。
前2作とは 違うテーマだからと ゆったりと読み過ぎてました。
相変わらず 文章の組み立てが 凄いなと思います。
ただの記録ではないなと。
読み終わると やはり短編連作集でした。
拝み屋となったのは、かなり切実な成り行きでした。
ラストで 郷内さんの家族(柊木家)の 根深い出来事を祓った拝み屋さんの「のめりこみ過ぎると、心までもっていかれるぞ」
という言葉は 拝み屋さんとか 、視える視えない関係なく 心に響きました。
作中の郷内さん(拝み屋以前なので 郷内さんではないですが)と同調するかのように
「ウワァ~!!!」てクライマックスで心で叫んだ感じです。
もちろん恐怖の方です。
まさかの 郷内さんのご家族皆様もしかり。
前2作とは 違うテーマだからと ゆったりと読み過ぎてました。
相変わらず 文章の組み立てが 凄いなと思います。
ただの記録ではないなと。
読み終わると やはり短編連作集でした。
拝み屋となったのは、かなり切実な成り行きでした。
ラストで 郷内さんの家族(柊木家)の 根深い出来事を祓った拝み屋さんの「のめりこみ過ぎると、心までもっていかれるぞ」
という言葉は 拝み屋さんとか 、視える視えない関係なく 心に響きました。
2019年9月11日に日本でレビュー済み
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人は自分だけは大丈夫と考える生き物です。でもこの本はそんな思いを壊してしまいます。天災のように怪異は区別なく襲ってくるものなのだと。この本には狸や狐が当たり前にいる田舎の話もあるので、妖怪が好きな人にも楽しめるかも!怖くもあり忠告でもある本です。
2022年8月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
後半に入るまでが、あまり怖くない短編の連続で
少し飽きてしまいました。
最後は読みやすく面白かったですが。
少し飽きてしまいました。
最後は読みやすく面白かったですが。
2017年4月27日に日本でレビュー済み
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誰しも一度や二度は不思議な体験をしてると思います。それをすぐ心霊現象だとは思いません。私もいくつかありますが、きっと疲れて幻覚見たんだわとか、なんか自分が気付かないだけでトリックがあるんだわとか考えてしまう。
滅多にないからそれで済む。
この本みたいに怪異が日常茶飯事じゃ私ならとっくにおさらばしてます。
見えるって大変なんだなって、こういうの読むといつも思う。
霊感無くて良かった。
怖がりのくせに怪談好きで色々読んでますが久々に怖かったです。
他のも全部読みたいです。
滅多にないからそれで済む。
この本みたいに怪異が日常茶飯事じゃ私ならとっくにおさらばしてます。
見えるって大変なんだなって、こういうの読むといつも思う。
霊感無くて良かった。
怖がりのくせに怪談好きで色々読んでますが久々に怖かったです。
他のも全部読みたいです。
2017年8月3日に日本でレビュー済み
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怖いけど、おもしろい。
それに、著者のおだやかな人柄が伝わってきて好感も持てます。
……ただ、ちょっと話を盛ってますよね?(笑)
ちょっとした怪異現象くらいなら、わたしにも経験があるんですが、たとえば、亡くなられた方の姿を見てしまったときなんかは、現実の姿との区別がつくのが普通だと思う。
わたしにも死んだ人の顔が見えてしまうことだってあるけど、それはやはりヴィジョンとしてであって、「生首」とは思わない(笑)。
あるいは、そんなふうに現実とヴィジョンの区別がつかなくなってしまうのが、著者の性質なのだろうか? うーん、ちょっと首をかしげてしまうというか、気になります。
実話がベースなんだろうけど、それを「怪談」に仕上げるために、ちょっと話を盛っているような感じ。
そんな印象がありました。
あえて問題にしましたが、せっかく「拝み屋さん」なんだから、全部ヴィジョンの話でも逆に成立すると思うんですよね。怖さは半減するだろうけど、盛らないで正直に書いても、ちゃんと値打ちのある話になると思うんです。
しかし、そこを盛ってしまっていると、あとで苦労するのは著者ご自身だと思うので、他人事ながら心配してます。
それに、著者のおだやかな人柄が伝わってきて好感も持てます。
……ただ、ちょっと話を盛ってますよね?(笑)
ちょっとした怪異現象くらいなら、わたしにも経験があるんですが、たとえば、亡くなられた方の姿を見てしまったときなんかは、現実の姿との区別がつくのが普通だと思う。
わたしにも死んだ人の顔が見えてしまうことだってあるけど、それはやはりヴィジョンとしてであって、「生首」とは思わない(笑)。
あるいは、そんなふうに現実とヴィジョンの区別がつかなくなってしまうのが、著者の性質なのだろうか? うーん、ちょっと首をかしげてしまうというか、気になります。
実話がベースなんだろうけど、それを「怪談」に仕上げるために、ちょっと話を盛っているような感じ。
そんな印象がありました。
あえて問題にしましたが、せっかく「拝み屋さん」なんだから、全部ヴィジョンの話でも逆に成立すると思うんですよね。怖さは半減するだろうけど、盛らないで正直に書いても、ちゃんと値打ちのある話になると思うんです。
しかし、そこを盛ってしまっていると、あとで苦労するのは著者ご自身だと思うので、他人事ながら心配してます。
2016年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
花嫁の家も伏線回収された時、鳥肌が出たが、今作はそれ以上だった。
途中で、おや?と気にはなったが、話に取り込まれてしまっていて、
こうなるだろうなと予想もできず、最後の最後で、鳥肌全開。
ありきたりな感じの怪談を間にいれる事で、たぶん、こーなるんだろうなー、やっぱりみたいで
気持ちがゆるみ、油断させられ、いきなりの展開に、今回もやられました。
お勧めします
途中で、おや?と気にはなったが、話に取り込まれてしまっていて、
こうなるだろうなと予想もできず、最後の最後で、鳥肌全開。
ありきたりな感じの怪談を間にいれる事で、たぶん、こーなるんだろうなー、やっぱりみたいで
気持ちがゆるみ、油断させられ、いきなりの展開に、今回もやられました。
お勧めします
2016年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編集の形式をとっていますが、新耳袋のようにどれからでも読めるというわけではないです。
前から順に読んでください。
最後に明かされる真実が怖すぎる。
あと、ひいばあちゃんがなかなかいい味出してます。
さっき読み終わって、今、夜中の3時なんですが、怖くて電気消せないし、トイレにも行けない…orz
夜中に読み終わらないように注意してください。
前から順に読んでください。
最後に明かされる真実が怖すぎる。
あと、ひいばあちゃんがなかなかいい味出してます。
さっき読み終わって、今、夜中の3時なんですが、怖くて電気消せないし、トイレにも行けない…orz
夜中に読み終わらないように注意してください。